導入をご検討の皆さまへ

【EDAN特別支援】
5団体へ無償で車両と導入支援を提供!
FOOBOUR全国ネットワーク構築
プロジェクト

― 地域に“いつでも・どこでも”食の支援拠点を ―

公益社団法人ピースボート災害支援センター(PBV)は、災害時にも平時にも活用できるフェーズフリー型のキッチンカー「FOOBOUR(フーバー)」を全国で展開しています。2024年度から佐賀県大町町、2025年度には石川県輪島市での運用を開始し、無人型の食料支援拠点として地域住民に開かれた仕組みを実現しました。

2025年度はこの取り組みを追加で全国5ヶ所に広げ、地域の実情に合わせた形で運用を開始します。本提案は、導入を希望される自治体・社会福祉協議会・NPO等の皆様へ、連携のご案内です。

「FOOBOUR」とは

FOOBOURは、Food(食)+Harbour(港)
から生まれた名前です。
「誰でも立ち寄れる“食の港”」として、
平時・災害時を問わず地域の支援に活用できます。

平時の機能
  • ひとり親家庭(児童扶養手当対象世帯)を対象とした、無人の食料支援拠点として稼働(登録制・電子ロック方式)
  • 食料品や日用品を24時間受け取れる「食のセーフティネット」
  • 地域のフードドライブや企業・団体からの寄贈品を活用し、フードロス削減にも貢献
災害時の機能
  • 被災地へ迅速に出動し、温かい食事を提供
  • 支援物資の配布拠点としても利用可能
  • 被災者の心身を支える“最初の支援の場”として機能

2025年からの展開方針

  • 応募のあった自治体・社会福祉協議会・NPO等
    のうち、5ヶ所に「FOOBOUR」を配備します。
  • 各地域で主体的に運用できるよう、
    PBVが導入から運営までを伴走支援します。
  • 平時の食支援と災害時の炊き出し・物資配布を
    両立する
    モデル構築をサポートします。

導入による地域へのメリット

食支援
の強化

ひとり親家庭などへの
継続的な支援体制を整備

災害対応力
の向上

発災時に即時稼働できる
“動く拠点”を確保

地域連携
の促進

自治体・社会福祉協議会・
NPO・企業の協働を促す仕組み

フードロス
の削減

地域内での食品循環
を推進

導入・運営体制

本プロジェクトは、地域の団体が中心となり、
PBVが伴走・支援する協働型モデルです。

【貴団体にお願いすること】
  • 車両および駐車場所・物資保管スペースの確保
  • 日常運営(在庫・利用者管理、物資調達、地域連携、広報など)
  • 発災時の出動(可能な範囲で)
【PBVが提供する支援】
  • 導入・運営マニュアル、炊き出し研修、運営ノウハウの提供
  • ネットワーク参加による他地域との情報共有と相互支援
  • 災害時の広域支援調整(物資・車両・人材など)

費用と支援内容

通常、FOOBOUR導入にあたっては以下の費用が必要です。

  • キッチンカー車両費(車両本体・調理設備一式):約700万円
  • 災害支援備蓄品(水、アルファ米、レトルト食など1000食分):約100万円
  • 初期導入手続き費用(登録・設計支援、研修、マニュアル提供等):約50万円
  • 運用費用(駐車場、人件費、通信費、倉庫費用) 年額:300〜350万円
  • フーバーサポーター費(運営サポート・システム利用料)年額:約50万円
2025年度限定の特別支援

2025年度は、EDANによる助成金に加え、パルライン株式会社様によるリースアップ車両のご提供により、費用負担は発生しません。
選定された5団体へ無償で車両と導入支援を提供します。

車両の取り扱い(無償貸与)
  • 車両はPBVが所有し、各地域(自治体・社協・NPO等)へ無償貸与します。
  • 名義・所有権はPBVにあり、地域には利用権を付与します。
  • 設置場所の確保、日常運用、利用者対応、地域連携などは地域側が担います。

応募方法

「FOOBOUR 企画提案書」を確認し、「FOOBOUR 導入申請書」 に必要事項をご記入のうえ、メールにてご提出ください。
ご提出内容を確認後、導入の可否についてご連絡いたします。
なお、すべての申請が承認されるわけではございません。恐れ入りますが、あらかじめご了承ください。

FOOBOUR
企画提案書
PDF形式
FOOBOUR
導入申請書
メールアドレス
宛先
公益社団法人ピースボート災害支援センター(PBV)
FOOBOURプロジェクト事務局
担当:安田・寺地

今後のスケジュール(予定)

1
応募受付期間
2025年11月1日〜12月15日
2
配備地域の決定
2026年1月
3
車両準備・研修
2026年2月〜3月
4
各地での運用開始
2026年4月〜8月末

持続的な地域支援
モデルへ

「FOOBOUR」は、単なる車両ではなく、地域の食支援と防災を結ぶ仕組みです。平時の活動が地域のつながりを育み、災害時の迅速な支援力へとつながります。全国各地に広がるFOOBOURネットワークが、将来的には相互支援・連携の仕組みを形成し、持続可能な地域づくりを後押しします。

お問い合わせ

公益社団法人ピースボート災害支援センター(PBV)
FOOBOURプロジェクト事務局
担当:安田・寺地
E-mail:
TEL:050-1732-4029(10:00-18:00/土日祝定休)

EDAN(イーダン)について

EDAN(Essential Disaster Assistance Network)は、フィリップ モリス ジャパン合同会社(PMJ)と認定NPO法人 全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)が共同で設立した「避難生活に特化した支援ネットワーク」です。人の命と尊厳を守るエッセンシャルな物資を平時から備蓄し、災害時には「まとめて迅速に」「もれなく・むらなく」届けることを目指しています。PBVはEDANの事務局として、平時・災害時の運用設計、自治体・民間団体との連携調整、支援体制の構築を担っています。
https://edan-bosai.jp/

公益社団法人ピースボート災害支援センター(PBV)について

PBVは、東日本大震災をきっかけに設立された災害支援専門の公益社団法人です。「人こそが人を支援できる」という理念のもと、全国各地での災害ボランティア派遣、避難生活支援、被災者支援ネットワークの構築を行っています。また、国内外の企業・自治体・市民団体と連携し、災害対応から復興までを支える持続的な支援の仕組みづくりを推進しています。
https://pbv.or.jp/